私は結婚する前、カギを落としてしまったことがあります。
いつもはカバンの中にカギをしまう場所が決まっていて、そこにきちんと入れるのですがたまたまその日は会社に遅れそうで急いでいて、カギをポケットに入れてしまったのです。
そして会社についてからカギをカバンの中にしまおうとポケットを探った時カギがなくなっている事に気付いたのです。
通勤中のどこかで落としたことは確実だったので、行き帰りの道を探しまわったり、駅の落とし物係や近くの交番などにも聞いてみたりしましたが、結局見つかりませんでした。
うちの家族は父親が早くに他界しており、母と姉と私の女三人暮らしだったのでカギを紛失することは非常に大問題でした。
そして早いうちにカギを交換しようという話になり、すぐにカギを交換しました。
カギを誰かが拾って、その鍵がうちのものだという事がわかるわけがないししかも拾った人がそんなに悪い人という可能性も低いのですがこんな時代ですので、自分たちの身は自分たちで守らなければいけないと思いカギを交換する事を決めたのでした。
その後、鍵の紛失届を出していた出していた交番を訪れ、カギを交換した事を伝えると、とてもほめられました。
最近ではストーカー事件も増加しているし、空き巣や泥棒も入る家を下調べしている犯人が多いのでカギを落としたところを見られていたらとても危ないという事でした。
実際に拾ったカギで空き巣に入られるという事件も結構あるとの事でした。
それを聞いて私たち家族は胸をなでおろしました。
やっぱり私たちに判断は間違っていなかったと思えたのです。
自分の身を守る為には、少しくらい過剰なほど警戒しておいた方がいいですよね。
何かあったときに後から悔やんでも遅いのですから。
それから私は、もう二度とカギを落とさないように、どんなに急いでいてもポケットにカギを入れるのは絶対にやめました。
これからも注意を怠らず、カギの管理をしっかりしようと思っています。