カギがあなたを守る

カギがなければ大変です!

生まれてから成人を過ぎるまで、家族でアパート住まいをしていました。
その頃、一戸建ての家に独りで住んでいた他県の祖母から、アパートはカギ一つで外出できて楽でいいねえとよく言われたものです。
当時は、そんなものかなと思いましたが、世帯主の定年とともに、一戸建ての家に引越しして以来、その意味が実感できるようになりました。
アパートの上階に住んでいた頃は、玄関のカギさえしっかり閉めておけば、安心して外出できましたし、蒸し暑い夜は窓を開けて、涼しくして寝ることができました。
しかし、今は、玄関以外に、勝手口というもう一つの出入り口を設けましたし、通りに面していますから、窓からも侵入可能ということで、外出時にはすべての窓を点検して施錠し、二つの出入り口のカギを何度も確かめなければ出かけられません。
真夏に寝るときも、目が覚めている間は窓を開けていますが、寝る前には締めてカギをかけるようになりました。
一戸建ての家を新築できたのは有り難いことですが、防犯面で気をつけるべきことが増えたなあと思います。
新築時に、カタログから玄関ドアを選ぶ際、職人さんにアドバイスされたのですが、ドアノブのすぐ脇にガラスがはめられたデザインのドアは、ガラスを割って、そこから手を入れてカギを壊すことができるので、注意しなければならないそうです。
私の家は、玄関が北向きで、少々明るさが足りなかったので、親子ドアの子ドアのほうに、ガラスがはめられたタイプの玄関ドアを選びましたが、アドバイスに従って、子ドアをカギがついていない側にセットしてもらいました。
そうすれば、万一、ガラスを割られても、カギに手が届かないからです。
これは、今から新築される予定の方には、ぜひ知っておいてほしいと思います。
また、玄関ドアは、カギが二箇所あるタイプのものにしました。
面倒なので、短時間の外出の際はひとつしか使用していませんが、寝るときは二つとも締めています。
もともと一つしかカギがないドアでも、カギの専門店に頼めば、補助鍵をつけてもらうことができます。
空き巣狙いが増加している現在、防犯の要として、自宅のカギを一度見直してみてはどうでしょうか。